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義経は、鎌倉から京へ向う途中で、「北国で平家が敗走を続けている」との知らせを受ける。 |
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その頃、倶利伽羅峠の戦で平家軍に圧勝した木曽義仲は、敗走する大将の平維盛らに執拗な追い打ちをかけていた。 |
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都の様子を探るため、さらには義仲の真意(=都へ向うのか、鎌倉へ攻め入るつもりなのか)を探るため、義経は伊勢三郎を偵察に向かわせる。 |
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そんなある日、維盛の母・経子が時子のもとを訪れ、借金を願い出る。経子は、「維盛が敗走中に手放して盗賊の手に渡った、平家の嫡流に代々伝わる鎧を買い戻したい」と話す。維盛は、己と家来の食料を手に入れるために、件(くだん)の鎧を手放したのだった。 |
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そんななか、時子の前にお徳が現れ、罪のない人まで殺す平家の無謀な夜盗狩りを止めるのであれば鎧を取り戻そう、と話す。
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朱雀の翁が盗賊どもに手を引かせ、鎧は無事に平家方に返される。
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ところが、その鎧を前にした宗盛は意外なことを言い出し、時子たちを驚かせる。 |
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一方、偵察から戻った三郎の報告で、義仲の軍勢が都に向っていることを知った義経は、「鎌倉方の軍勢が都に迫っている」という噂を流させ、義仲に兵を引かせようとするが、義経の策は裏目に出てしまう。 |
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一刻も早く都に入り、己が源氏の棟梁であることを世に知らしめんとする義仲は、大軍を率いて叡山にまで迫る。 |
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冷静に戦況を判断した知盛は、宗盛に“都落ち”を提案する。
一旦西国に退いて兵力を整えて反撃に出ようと主張する知盛に対し、宗盛はあくまで都に固執しようとしたが、宗盛もそれ以上の妙案を出すことができず、都落ちを決定する。 |