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義経は、義仲追討のために都へと出陣する。 |
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初陣となった義経は、弁慶ら郎党の活躍もあり、宇治川で木曽兵たちを倒した後に入洛し、幽閉されていた後白河法皇らの救出にも成功する。 |
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一方、義仲は鎌倉方を迎え撃とうとするが、味方は僅か四千騎。鎌倉方の大軍に加えて叔父の行家が反旗を翻したことから情勢はさらに悪化し、義仲は都を追われることになる。 |
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覚悟を決めた義仲は、巴に別行動を取って落ち延びるようにと命じる。 |
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「決して義仲の傍から離れぬ」と言い張る巴だったが、鎌倉の人質となっている義高の行く末を託され、やむ無く義仲の言葉に従う。 |
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巴と別れて近江を目指す義仲は、鎌倉方の追手によって、盟友・今井四郎兼平とともに最期を遂げる。 |
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義経は、法皇から院の御所の警固を任され、都に落ち着く。 |
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お徳やうつぼ、吉次、あかねらと再会した義経は、久しぶりに心穏やかな日々を送る。 |
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そんな義経のもとを行家が訪れ、手のひらを返したように義仲の悪口を並べ立てる。 |
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行家の自分勝手な物言いに見苦しさと腹を立たしさを覚えた義経は、行家の言葉を遮って席を立ってしまう。行家への怒りと同時に、義経は、戦いのない世を望みながらも一族の争いに身を投じている自分に対する憤りを感じていた。 |
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そんな義経を、弁慶は「年を重ねることは、次第に無垢(むく)ではいられなくなること。だが、そのことを恐れてはならない」と諌める。 |
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翌日、吉次の計らいで、義経は母・常盤との対面を果たし、二人は久しぶりの再会を喜び合う。 |
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常盤の話から、義経は、妹の能子が平家に付き従って都落ちしたことを知る。そして常盤は、「二度と自分に会いに来ないように」と義経に言い渡す。 |
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思いがけぬ言葉に戸惑う義経だが、その思いを理解し、常盤の奏でる笛の音に耳を傾けながらひとり静かに屋敷から立ち去る。 |