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平家追討の院宣を受けた義経らは、敵に動きを悟られぬよう細心の注意を払いつつ、都から出陣する。 |
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目指すは、平家軍が布陣する一の谷。だが、一の谷は、そそり立つ断崖絶壁に守られた天然の要害で、“護るに易く攻めるに難い”場所であった。 |
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一方、都からの知らせで義経ら源氏軍の動きをつかんだ平知盛は、先手を打ち途中の三草山に資盛の軍を差し向けて迎え撃とうとする。 |
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しかし、義経は三草山に平家軍が潜んでいることを早々と察知し、伊勢三郎と駿河次郎を偵察に出す。やがて二人は偵察のさ中に知り合った土地の猟師・鷲尾三郎とその妹・まごめを伴って戻って来る。
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鷲尾三郎らに案内を頼み、自らの目で一の谷の様子を偵察した義経は「まともに挑んでは勝てぬ」と判断。敵兵力の分散を狙った作戦が功を奏し、義経の軍勢は兵力を消耗することなく三草山を攻略し、そのまま一の谷へと進む。 |
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その頃、平宗盛(鶴見辰吾)のもとに後白河法皇から一通の書状が届いていた。「法皇自ら源氏と平家の和睦を計っているので、戦をせず待て」という内容を、宗盛はう呑みにしてしまう。しかしそれこそが法皇の仕掛けた罠だった。 |
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そうとは知らず「再び都に上る日が訪れるやも…」と楽観視する宗盛とは対照的に、知盛は警戒を怠るまいとする。 |
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ついに敵陣近くまで迫った義経は「隊を二手に分ける」と言い出す。 |
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安田義定らをそのまま西へと進軍させた義経は、自身を含めた七十騎の手勢とともに平家の陣を見下ろす崖の上で“その時”を待つ。 |
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やがて戦端が開かれるが、平家方の数に圧倒されて源氏方は苦戦を強いられる。 |
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形勢逆転を期し、義経は誰もが思いもよらなかった“奇策”で平家の陣に攻め込む。 |