〜モルディブのガユーム大統領の言葉〜
「次のミレニアム・サミットに、モルディブは代表団を送ることができるのだろうか」
※2000年9月、ニューヨークの国連本部で開催されたミレニアムサミット |
ガムーユ大統領の言葉に共通して言えることは、
モルディブの現状を訴えながらも、
「経済への影響を無視してでも温室効果ガス削減に協力してください」とは言っていないことです。
これには、モルディブの悲しき経済事情がからみ、
一方的に温室効果ガス削減を訴える訳にはいかない事情があるからです。
モルディブはご存じの通り、リゾート地です。観光客から得る外貨が貴重な財源となります。
その観光客の多くは経済大国からやってきます。
経済大国の人々は、エネルギーを消費することによりお金を得ています。
そして、エネルギーを消費することによって得たお金があるからこそ、
モルディブを訪れることができ、また外貨を落とすことができます。
つまり、経済大国の景気の悪化は、モルディブの財政に大きく影響してしまうということになります。
このような状況からモルディブは、
「景気を維持したまま温室効果ガスも削減して下さい」という願いをコメントに込めつつも、
結局は経済大国の判断に委ねるしかないという非常に弱い立場におかれていると言えるでしょう。
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| 写真:物流の中心・マーレ港 |
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